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教育

2019年度 - 科学的発見と創造性

知的基盤形成 科目群 (01ZZ6**)_2019

科目番号 01ZZ618
授業科目名(和文) 科学的発見と創造性
授業科目名(英文) Scientific Discoveries and Creativity
授業形態 講義
標準履修年次 1-5
開設学期 春Bモジュール
曜時限/開講日 2019年 05月 23日 10時00分 ? 17時00分 / 2019年 05月 24日 10時00分 ? 17時00分 / 2019年 05月 25日 10時00分 ? 13時00分
教室 GSI(グローバルイノベーション)棟 5/23?302ゼミ室 5/24、5/25?301ゼミ室
単位数 1
担当教員
教員名
井山 弘幸(新潟大学)、野村 港二(コーディネーター)
所属
生命環境系
教務担当
生命環境科学研究科
主実施組織
生命環境科学研究科
TF?TA
TA
TF
オフィスアワー等
オフィスアワー
研究室
電話番号
E-mail
教育目標との関連
授業の到達目標

科学的発見が単なる偶然でも、幸運でもなく、周到に企図された創造性によるものであることを理解すること。

授業概要

科学的発見がおこなわれる現場の歴史的状況を再現し、行為者の創造性がどのような形で発揮されたのか、事例研究を通じて解明する。

Kdb
キーワード

科学的発見、創造性、偶然、セレンディピティー、イノヴェーション、科学革命、独創性、社会的文脈

授業計画

1、発見を生み出す原理の探求。発見の文脈と正当化の文脈の相違を明確にする。
2、ハンソンの理論負荷性。「色眼鏡をかけて世界を見る」あるいは「思考の帽子をとりかえる」ことの意義。
3、ニュートンの林檎と万有引力の理論。発見の心理学と社会学。
4、アルキメデスはなぜヘウレーカと叫んだか。ヒエロン王を説得する論理と王冠問題の解決の論理との決定的相違。
5、ゼメルヴァイスによる産褥熱の予防、あるいは帰納法の是非をめぐって。臨床医学と統計的合理性とのはざまで何が起きたか。
6、パーキンスによるモーヴの発見と mission-oriented research の限界。発見の社会的因子。
7、ジョン?ドルトンと化学的原子論。アマチュア科学者が世紀の大理論を構築した理由とは。
8、パストゥールの八面六臂の活躍の根源とは? 産業科学という新しい文化。

履修条件

科学知識の優位性について関心のある者。予備知識は不要。論理的センスがしれば誰でも履修できます。

成績評価方法

授業中に示された機知と諧謔のセンスおよび関心の高さ。

教材?参考文献?配布資料

参考文献)(参考文献)井山弘幸『偶然の科学誌』(大修館書店)、井山弘幸『現代科学論』『パラドックスの科学論』(いずれも、新曜社)。
※必要な資料?レジュメは配布します。

授業外における学習方法
その他
開講情報 授業案内ポスター(2019.5.13修正)
備考
シラバス英語