365体育投注

教育

2023年度 - 内部共生と生物進化

知的基盤形成 科目群 (0A005**)_2023

科目番号 0A00502
授業科目名(和文) 内部共生と生物進化
授業科目名(英文) Endosymbiosis and evolution
授業形態 講義
標準履修年次 1-5
開設学期 春C
曜時限/開講日 7/13,14 9:00~17:00
教室 Zoom
単位数 1単位
担当教員
教員名
深津 武馬(産業技術総合研究所?365体育投注教授(連携大学院)
所属
教務担当
理工情報生命学術院生命地球科学研究群
主実施組織
TF?TA
TA
TF
オフィスアワー等
オフィスアワー
研究室
産業技術総合研究所 第6事業所S6-4棟2F
電話番号
029-861-6087
E-mail
t-fukatsu@aist.go.jp
教育目標との関連

365体育投注大学院共通科目で掲げた「人間力養成」に資する重要な能力
の一つである大学院生の知的基盤形成に資するための科目である。

授業の到達目標

生物の体内や細胞内に微生物が取り込まれて一体化し、あたかも不可分の1つの生物であるかのような複合系を構築する「内部共生」という現象について、その多様性、相互作用の本質、生物学的意義、進化過程など、基本的な概念から最新の知見にいたるまでをわかりやすく解説し、そのおもしろさと重要性についての認識を共有することをめざす。

授業概要

非常に多くの生物が、恒常的もしくは半恒常的に他の生物(ほとんどの場合は微生物)を体内にすまわせている。このような「内部共生」という現象から、しばしば新しい生物機能が創出される。共生微生物と宿主生物がほとんど一体化して、あたかも1つの生物のような複合体を構築する場合も少なくない。共生関係からどのような新しい生物機能や現象があらわれるのか?共生することにより,いかにして異なる生物のゲノムや機能が統合されて1つの生命システムを構築するまでに至るのか?共に生きることの意義と代償はどのようなものなのか?個と個、自己と非自己が融け合うときになにが起こるのか?共生と生物進化の関わりについて、その多様性、相互作用の本質、進化的な意義などを概観する。

Kdb https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2023/0A00502/jpn/
キーワード

昆虫、微生物、共生,進化,生物多様性

授業計画

2日間のZoomオンライン集中講義として実施する。

(1日目)

内部共生と生物進化(前半)
内部共生と生物進化(後半)
アブラムシ類における内部共生進化
マルカメムシのカプセル腸内共生細菌
共生細菌のゲノム縮小進化の行き着くところ

(2日目)

共生微生物による宿主昆虫の生殖操作
自然界における共生進化の観察と解明
昆虫?大腸菌人工共生進化プロジェクト
社会性アブラムシの生物学
延長された表現型の進化

履修条件

特になし

成績評価方法

1. 評価方法 
出席およびレポート

2. 割合 
出席60%、レポート40%


3.評価基準
100点換算で60点以上で合格
?出席点:各講義ごとに出席をとる
?レポートの提出および内容:1日目、2日目にそれぞれレポート課題内容、提出先、提出期限を提示する。
?質疑への積極的な参加:質問事項は授業中いつでもチャットにあげるか、口頭でおこなうこと。加点要素として考慮する。 

教材?参考文献?配布資料

特になし

授業外における学習方法

特になし

その他

なし

開講情報
備考

?オンライン(同時双方向型)

?履修登録期間:2023年5月16日~7月11日

シラバス英語