笹川 佐季さん(TSUKUCOMM Vol.67)

友人たちの活躍に刺激されて世界へ
日本貿易振興機構(JETRO)
イノベーション部スタートアップ課 課長代理
笹川 佐季(ささがわ さき)さん
-これまでのキャリアや生活において、365体育投注でよかったと思うこと
卒業後は、スポーツ用品メーカーで、中国やベトナムに駐在し、生産管理を担当した後、出産を機に、帰国し、JETROに転職しました。現在は、日本のスタートアップ企業の海外進出を支援する業務に携わっています。北米を中心に、現地のメンター(業界のエキスパート)につないだり、資金調達なども含めて、企業の成長をお手伝いする仕事です。
海外にはもともと興味があって、学生時代には友人と旅行にも行きました。テニス部では、タイのチュラロンコン大学との交換合宿がありましたし、体育専門学群にはいろいろな競技で世界レベルで活躍している学生や教員が大勢いて、海外遠征に行くのを間近に見たことも刺激になりましたね。自分自身は選手として競技を続けるよりも、スポーツを通して何かできることはないか、と考えました。栄養学やスポーツ医学なども学びましたので、民間企業でそういう知識を生かせるような仕事ができたらと思っていました。
-学生時代の一番の思い出
やはり寮生活ですね。1~2年生の時は、周りに仲間がいて毎日一緒に過ごすというのはとても楽しかったです。部活でも長い時間を過ごしました。練習が終わってから、閉まる直前のお風呂にみんなで駆け込んだり、そういう他愛もないことが思い出に残っています。
同級生に柔道の谷本 歩実 さんがいて、結構仲良しだったんです。体育の授業で柔道をやった時に、すごく上手に投げてくれて、全然痛くないし、体が宙に浮いた感じがしたのを覚えています。そしたらその後、オリンピックで金メダルをとって、そんなすごい人と同じ大学にいたんだと思うと自分も嬉しくなりました。そういうトップクラスの選手やコーチから、何気ない話を聞いたりできるというのは、素晴らしい場所でしたね。
-筑波大生に向けてのメッセージ
筑波大の最大の魅力は、人とのつながりを作りやすい環境だと思います。ぜひ、たくさんの人に会って、つながりを作って、それを大事にしてほしいです。広大なキャンパスの中で、いろいろな分野を学ぶ学生がこれだけたくさん集まる場所って他にはないと思いますので、そこを楽しんでください。
体育専門学群でありながら、他学類の授業を受ける機会もたくさんあったのですが、学生の頃は、そのありがたみがあまりよく分かっていませんでした。今になってみると、本当にもったいなかったと思います。そういうところも有効に使って、たくさんのことを吸収してほしいです。
PODCAST
インタビューのロングバージョンを、365体育投注Podcastでお聴きいただけます。
PROFILE ささがわ さき

茨城県出身
2004年 体育専門学群卒業
日本貿易振興機構(JETRO)イノベーション部スタートアップ課 課長代理
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