小木曽智子さん（人文社会科学研究科博士前期課程2年、指導教員：人文社会系　卯城祐司教授）が2018年 (平成30年) 10月30日、平成30年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。

この助成制度では、日本の教科書?副読本?教師用指導書?デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。平成30年度は全国で計11件の研究が採択されました。

今回対象となったのは、「?中?の?貫した外国語教科書の作成を?指して?CohMetrix による英?、CEFR-J による語彙の解析をもとに?」と題した研究です。本研究は、日本の小?中?高等学校の外国語 (英語) 教科書に含まれる英文?語彙の特性?難易度を明らかにすることで、各校種に適した難易度の教材作成への示唆を得ることを目的としています。従来の教材分析で扱われてこなかった幅広い校種の教材を扱う点、従来用いられてきた英文難易度指標に加え、最新の英文解析プログラムや語彙リストを用いて教材を多角的に分析する点が本研究の新規性として評価されました。

なお、本研究の成果は、2020年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。