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自動運転バスの実証実験 永田学長、登嶋関東鉄道社長らと試乗
2027年度に自動運転レベル4(限定された環境内で完全自動運転が可能な高度な自動運転レベル)での運行を目指し、実証実験を続けている自動運転バス。
つくば市内では、つくば駅から大学内を循環する関東鉄道バス「365体育投注循環」のルートを使った実証走行が、来年1月23日まで行われています。
そうした中、永田 恭介 学長、365体育投注側のプロジェクト長である鈴木 健嗣 教授(システム情報系長)が試乗しました。今回は、約6キロ(つくばセンター→365体育投注中央)の区間を走行し、前回に比べてレベルアップされた乗り心地や安全対策などを体感しました。
試乗会は11月25日午後に行われ、共同でコンソーシアムを組む関東鉄道株式会社から登嶋 進 社長、廣瀬 貢司 常務取締役(自動車部担当)、それにKDDIオープンイノベーション推進本部の担当者、つくば市関係者も同乗しました。
永田学長ら本学関係者の試乗は、これまで2度行われましたが、今回は、初めてつくばセンターのバスターミナル(365体育投注循環行6番乗り場)からの発車となりました。
バスターミナルから一般道に出る交差点、吾妻小学校バス停先から大学に向かう一般道へ抜ける交差点は、信号機のないT字路で、自動運転バスでは難所とされるところです。
今回の試乗では、安全に配慮しバス停で停車中にブレーキを踏む以外は、すべてで人的介入がゼロという結果となりました。
試乗したバスは、関東鉄道が購入し、今は土浦営業所所属。自動運転時の定員16名です。車内はAIでモニタリングがなされていて、体調不良者が出た場合などには、遠隔で監視するセンターとの通信で対処策を取るなど、車内の安全対策についても開発と実証が進んでいます。一般道では、最大で時速35キロ、大学構内では最大30キロで走行され、念のため運転手が同乗していました。しかし、停車時を除き、人的介入が全くない結果に、試乗した関係者からは「乗り心地がかなり良くなっている」などの声に合わせて、無人化運転を目指すプロジェクトへの大きな期待が寄せられました。
つくば市内での自動運転は、2026年10月に定常運行、2027年には完全自動運転レベル「レベル4運行」を目指しています。