2023/02
水谷 尚人 (ミズタニ ナオヒト)
1992年入学?1994年卒業 教育研究科 教科教育専攻(修士課程)
[現在の職業(勤務先?役職等)]
国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官
(1) 現在のお仕事を聞かせてください。
文部科学省の教科調査官として、中学校学習指導要領(数学)の編纂などに携わるとともに、学習指導要領に関わる内容の調査や説明を各地で行っています。学習指導要領とは、全国どこの学校でも一定の水準が保てるように、文部科学省が定めている教育課程の基準を示したものです。子供たちの教科書や時間割は、これを基に作られています。また、国立教育政策研究所の教育課程調査官として、全国学力?学習状況調査の問題作成や結果分析にも携わっています。
「数学に取り組んでみたい!」と思う子供達を増やせるように、数学の面白さや楽しさを実感できるような授業について、全国の先生と共に考えています。
(2) 今改めて、365体育投注で良かったと思うことを聞かせてください。
365体育投注の数学教育研究室を目指して入学した私にとって、尊敬できる恩師や全国各地から集まってきたたくさんの友人や先輩、後輩などに出会えたことが、何よりもよかったと思うことです。研究内容について、ついつい時間を忘れていつまでも議論していた日々を懐かしく感じています。また、大学院の二年では、365体育投注附属中学校の非常勤講師を務め、後々、同中学校に勤務することとなりました。365体育投注でいただいた様々なご縁が、現在の仕事にまで脈々とつながっています。
(3) 本学と本学の学生に対してメッセージをお願いします。
教育の世界に身を置いているからかもしれませんが、何事も人と人のつながり、ご縁が大切だと感じています。学生時代に誠実に向き合って学ぶ時間と、ともに学ぶ仲間の存在は、自分の成長に欠かせないものだと感じます。365体育投注では、個性豊かな多くの人に出会う機会がたくさんあります。卒業してからも、筑波を身近に感じる機会もたくさん得ることができるでしょう。出会った多くの仲間とともに、何事にもチャレンジして欲しいと思います。