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第58回香料?テルペンおよび精油化学に関する討論会 ベストプレゼンテーション賞14-09-20
生命環境科学研究科 渡邉 諒子
学生?大学院生
平成26年9月20日に和歌山大学で開催された「第58回香料?テルペンおよび精油化学に関する討論会」にて,生命環境科学研究科生物資源科学専攻 博士前期課程1年次の渡邉 諒子氏(繁森英幸教授指導)が「光屈性制御物質Raphanusaninによるダイコン光屈性機構の解明」の題名で口頭発表を行い,ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。この賞は,研究成果発表140件の中から,研究内容,プレゼンテーション,質疑応答などが特に優秀であるとして評価され,若干名に授与されたものです。本研究では,ダイコン芽生えの光屈性制御物質であるMTBIとRaphanusaninの全合成に成功し,これらの化合物を用いてダイコンの光屈性機構を分子レベルで明らかにしたものです。この結果は,従来の光屈性メカニズムとして教科書でも記載されているCholodny-Went説と対峙するBruinsma-Hasegawa説を支持する結果となっており,学術的にも大きな意義があるものと期待されます。