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日本農芸化学会関東支部優秀発表賞(ポスター発表)
理工情報生命学術院 戸澤 悠太

学生?大学院生

 8月30日に開催された「日本農芸化学会関東支部2024年度支部大会」にて、戸澤 悠太 さん(理工情報生命学術院 生命地球科学研究群(博士前期課程)生物資源科学学位プログラム 2年次、指導教員:生命環境系 繁森 英幸 教授)が、「能登産ホンダワラ属褐藻由来化合物のAβ42およびhIAPP凝集阻害活性」と題するポスター発表を行い、優秀発表賞を受賞しました。

 この賞は、研究成果発表80件の中から、研究内容、プレゼンテーション、質疑応答などが特に優秀であるとして評価され、優秀賞として11名に授与されたものです。

 本研究では、能登産ホンダワラ属褐藻由来メロテルペノイド化合物を用いてアミロイドβ(Aβ42)およびヒト膵島アミロイドポリペプチド(hIAPP)凝集阻害活性を行い、構造活性相関を明らかにしたという報告です。Aβ凝集はアルツハイマー型認知症、一方でhIAPP凝集は糖尿病の原因ともなっており、両者の凝集には連関があることが指摘されています。したがって、これらの凝集を阻害する作用を有するメロテルペノイド化合物は、アルツハイマー型認知症や糖尿病の予防における基礎研究に寄与するのではないかと期待されます。